(あれ? 氷室先生と葉月くん。) 「……それでは質問する。 なぜ君は街中で眠っている? 「……はあ、 眠かったからだと思います。 「……それはそうだろう。 しかし私が聞いているのは そういうことでは無い……。 「よろしい、質問を変える。 例えば、君は眠たければどこでも 寝てしまうわけではないだろう? 「……いえ。 寝ます。 「待ちなさい…… 質問の意味を理解しているか? 「はい、たぶん。 「……では、道を歩いている途中、 眠くなったとする。 君はどうする? 「……寝ます。 「……道端でか? 「はい。 「………………。 今日のところは行ってよろしい。 分析する時間をもらいたい……。 「がんばってください。 「……彼の言動は難解だ。 しばしば私の理解を超える。 「しかし、 私はなぜか彼に 深いシンパシーを感じる……。 「如月。 それは何故だ? 『は、はい!? えーと、ですね……。 (似たもの同士だからですよ。 氷室先生。) |