(来てるのかな葉月くん……。) (……あれ? あそこでアクセサリー並べてる人、 もしかして……。) 『葉月くん? |
[clover]スチル[clover]「……あ。『きれいだね…… ねえ! もしかして、これ全部、 葉月くんが作ったの? 「……まあな。 『すごいなぁ…… どう、売れ行きは? 「……見ればわかるだろ。 『そっか……。 よし! それでは、と……コホン。 『わぁ〜!! カワイイーー!! ステキーー!! 「……お、おい……。 『え〜!? そんなに安いんですかぁ? もう、全部欲しいーー!! 「……おまえ、どうかしたのか? 『”まあ、見ててよ!” 「あ、ホント! カワイイ!! それいくらですか? 『”ホラ、葉月くん!” 「あ、ああ…… そこに、書いてあるけど……。-視線を上にあげ- 「安〜い!! これください! あ、こっちのも! 「あっ、あのペアリング、ステキ! ねぇ、買おうよ! 「お、いいじゃん! お兄さん、これちょうだい。 「……はい、どうも。 |
・・・ 「……全部売れた…… おまえ、商売の才能あるな……。 『でしょ? でも、わたしもひとつ欲しかったな…… ちょっと残念。 「……いつか作ってやるよ。 おまえに似合うの。 ……今日は、サンキュ。-微笑- 『やったー!! |